普段、頭皮をじっくり見ることは少ないと思います。だから、何かトラブルが起きたときに、はじめて気づくことが多いです。
いろんなトラブルがありますが、今回は、頭皮がかゆい悩みについて、まとめました。
頭皮のかゆみの原因とは?
まず、考えられるのは、何らかの刺激物が原因でかゆみが生じます。
- シャンプー
- リンス
- ワックスなど整髪料
- カラーリング液
こういった、髪や頭皮に使う製品が体に合っていないと、皮膚に炎症を起こしてしまう可能性があります。シャンプーを他のものに変更したといった変化があれば、原因としてわかりやすいです。
また、シャンプーを使ったときに、しっかり洗い落とさずに残ってしまうと、頭皮を刺激することがあります。そのことを含めて、頭皮の洗い方が間違っていることも、かゆみの原因です。
次に季節が原因のかゆみがあります。冬場は乾燥しやすいので、頭皮だけでなく、いろんな場所の皮膚がかゆくなる人が多いです。季節の変わり目も気温の変化などに対応できず、かゆみとして体に異変が出る人もいます。
そして、肌のトラブル全般に言えるのですが、生活習慣が乱れると頭皮がかゆくなることがあります。不規則な生活や過度のダイエットなどアンバランスの食事をしていると、体に影響を及ぼして、かゆみを引き起こすわけです。また、ストレスがいろんな症状を作ってしまいます。
頭皮にかゆみと赤いが両方ある場合
頭皮がかゆいだけでなく、赤くなっているときは、要注意のサインです。頭皮湿疹になっている可能性があります。
代表的なものに、脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)や接触性皮膚炎があります。放置しておくと、大量のフケが出たり、臭いがきつくなったり、抜け毛を引き起こすこともあるんです。
だから、頭皮にかゆみと赤みがあるときは、皮膚科で診察してもらってください。勝手な判断で対処するよりも専門医に診てもらった方が悩みを解決するのは早いです。
また、頭皮がかゆいのを我慢できずにかいてしまうことで赤くなってしまうこともあります。夜、寝ている間に頭皮が傷つくほど、かいてしまうことがあるんです。
アトピーの人の中には、寝るときに手袋をはめて、皮膚をかくのを防いでいる人もいます。頭皮のかゆみがひどいときは、同じように予防した方が良いでしょう。
いずれにしろ、頭皮にかゆみと赤い部分がある場合は、かくことが一番ダメです。炎症が悪化したり、広がったりすることがあります。
我慢できずにかきたくなったら、指の腹でさするか、押さえる程度にしましょう。爪でひっかくのは、絶対に避けてください。
正しい頭皮の洗い方!
頭皮のかゆみ対策の基本は、正しい方法で洗髪することです。洗い方が悪いと、シャンプーのせいなのか、原因がわかりません。
また、頭皮を正しく洗うようにしただけで、かゆくなくなる人も多いです。私も間違った方法を直したことで、頭がかゆくなることが無くなりました。
- 予備洗い
- まず、シャンプーを使って洗う前に、ぬるま湯で頭皮を洗います。これだけで、ホコリや皮脂、整髪料などが落ちて、かなりキレイになるんです。そして、しっかりと髪と頭皮を潤すことで、泡立ちが良くなり、シャンプーの量も減ります。
- シャンプーで洗う
- 予備洗いが終わったら、シャンプーを適量、手にとって、よく泡立てます。決して、シャンプーを直接、頭皮に付けないでください。
細かい泡ができたら、頭皮を洗います。髪の毛を洗うのではなく、頭皮を洗うのがポイントです。爪を立てずに、指の腹を使って、頭皮を揉むように洗います。
- すすぎ
- シャンプーの洗い残しがないように、しっかりと洗い流します。このとき、シャワーの湯をかけただけでは、シャンプー剤が残る可能性が高いです。
美容院で洗ってもらう時にされる感じで、手の平で湯を溜めて、頭皮に残ったシャワー剤を浮かせて流します。もしくは、シャワーヘッドを頭皮に近づけて、お湯の勢いで洗い流しましょう。
頭皮の痒みはシャンプー剤の洗い残しが原因であることが多いからです。髪の毛からアワアワが無くなっただけでは不十分で、頭皮からシャンプー剤を洗い流します。
首や背中のかゆみも意外とシャンプーの洗い残しが原因です。頭皮のすすぎとともに、首や背中も、しっかり洗い流してください。特にシャワーだけで済ませる人は、よく洗い流さないとかゆみだけでなく、ニキビが出来てしまうこともあります。
最後に
頭皮のトラブルは、かゆみの段階で、しっかり対処しておきたいです。赤みや抜け毛などを引き起こしてからでは、遅いですからね。
そのためにも、まずは、正しい洗い方で頭皮のケアをしましょう。
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