夏バテを予防するなら、うなぎが一番と考える人は多いと思います。私は、うな丼を食べると元気になった気分になるので大好きですが、高くてそんなに頻繁には食べられません。
その分、ほかの食材から栄養を摂って、夏を乗り切っています。
よく夏バテにはオクラが良いと聞きますが、どんな効果があるのでしょうか?
そこで、オクラの栄養成分と美味しく食べられるメニューを紹介します。
夏バテにオクラは効果があるのか?
最近では、オクラは年間を通して買うことができます。ただし、本来は夏野菜です。
昔から旬の食材を食べることは、体にとっても良いと言われているので、オクラは夏にピッタリ。
栄養成分を調べてみても、そのことがハッキリわかりました。
オクラの栄養成分
オクラ特有のネバネバしている成分のムチンとペクチンが夏バテ予防に効果があります。
ムチンは、タンパク質を分解してくれる酵素で、食べると消化・吸収されやすくなるのです。また、胃の粘膜を保護するから弱った胃腸にもやさしく働いてくれます。
暑くて食欲がない人や胃腸が弱ってきた人には、ムチンが回復してくれるわけです。さらに、免疫力アップや疲労回復にも効果があるといわれています。
オクラの他には、ヤマイモやモロヘイヤ、なめこ、納豆、海藻類などネバネバした食材に含まれています。
次に、ペクチンは水溶性の食物繊維です。胃腸の働きを良くしてくれるので、夏バテに効果があります。
オクラは、βカロテンやビタミンB1、B2、カルシウム、カリウムなどを含む緑黄色野菜ですから、ネバネバが苦手じゃない人には、積極的にすすめたい食材ですね。
オクラの美味しい食べ方
つづいて、美味しく食べられる夏バテ対策のメニューを紹介します。すべて、レシピが不要なほど簡単に作れる料理です。
オクラの豚肉巻き
疲労回復にはビタミンB1が効きます。豚肉はビタミンB1が豊富ですから、夏バテ予防には効果的です。
そして、オクラはタンパク質分解酵素が含まれているので、一緒に食べると豚肉の消化吸収を助けてくれます。
オクラの豚肉巻きは、オクラを豚肉で巻いて焼くだけですから、とっても手軽です。
お好みで塩コショーやしょうゆとみりんなどで、味付けしてくださいね。
また、ビタミンB1とクエン酸は疲労回復に相性バッチリです。食べるときにレモンを振りかけたり、梅肉をつけたりするとさっぱりと食べられます。
ネバネバ丼
オクラを中心に好きなネバネバ食材(ヤマイモ、納豆、海藻類など)を選んで丼にするだけの簡単料理です。しかも、切ったり、すったりするだけで、火を使わないため、暑い夏でも汗をかかずに調理できます。
私はヤマイモと納豆が好きなので、オクラと一緒にご飯に乗せて食べています。味付けはしょうゆや麺つゆをかけることが多いです。
見た目も涼しげなので、ネバネバを楽しみながら美味しくいただいています。
また、回転ずしに行くとマグロやイカと一緒にネバネバ食材を軍艦や巻き寿司として、出てきますよね?
ネバネバ丼にもマグロやイカを組み合わせると、良質なタンパク質が取れるので、たまにやることがありますよ。
夏野菜のサラダ
夏野菜は夏バテ予防に効果的なので、オクラとキュウリ、トマトを中心にサラダにします。これまた、火を使わないので、とっても楽です。
私はドレッシングをかけない派なので、軽く塩をふって食べています。
豚肉を加えて冷しゃぶ風に仕上げたら、メイン料理にもなります。ビタミンB1が摂取できるため、疲労回復に最適です。
最後に
夏バテの原因のひとつは、食欲が無くなったり、胃腸が弱ることです。オクラを食べることで、ムチンやペクチンを体内に取り込み、胃腸を元気にしましょう。
また、生で食べられるので、調理に時間をかけず、手軽に食べることができます。
私の一番のお気に入りは、オクラを刻んだ上にかつお節を乗せて、ワサビ醤油をかける食べ方です。とっても簡単で、ネバネバ感を楽しみながら、美味しく食べています。
ぜひ、今年の夏はオクラを食べて乗り切ってくださいね。
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