ダイエットは痩せることだけを目的にすると後悔することになるかもしれません。やらなきゃ良かったと思うことのひとつに皮膚のたるみがあります。
体重を減らすことができても、皮膚がたるんで見た目が悪くなってしまえば、何のためにダイエットしたのか、わからなくなってしまいますよね?
ダイエットの皮膚のたるみを予防するには?
ダイエットしたら皮膚がたるんでしまう大きな原因は、急激に減量することです。短期間で元の体重の2、3割以上、減らすと、皮膚のたるみが出ても不思議ではありません。
特に、太っている期間が長ければ長い人ほど、たるみやすいです。長期間、皮膚が伸ばされた状態が続いているので、元に戻りにくくなります。
さらに、30代、40代と年齢を重ねている人が急激なダイエットすれば、皮膚がたるむ可能性は高くなります。年を取ると、皮膚の再生能力が衰えてくるからです。
それなのに、結果を早く出したいと焦って、無理な計画で脂肪を落とすと、皮膚がたるんで後悔してしまうのです。急激にダイエットをすることのデメリットを理解してください。
無理なく痩せるためには、ひと月に元の体重から3%以内が理想です。皮膚がたるまないようにするなら、ひと月に1キロの減量を推奨する人もいます。
また、運動をしないで、単品ダイエットや過度のカロリー制限で脂肪を落とすと皮膚はたるみやすいです。食事だけでダイエットをすると脂肪だけでなく筋肉も落ちてしまいます。
すると、脂肪と筋肉で伸ばされていた皮膚が両方とも無くなってしまうので、その分、皮膚がたるんでしまうのです。今まで、あった部分が急に無くなれば、皮膚だけ残ってしまいます。
ダイエットの皮膚のたるみは筋トレで対策できるか?
体重を落としたいとか、脂肪を減らしたいだけであれば、カロリー制限すれば良いと思います。でも、本当の目的は体重や脂肪ではありませんよね?
ほとんどの人は、スタイルを良くしたいとか、美ボディになりたいとか、見た目をキレイにするのが目的のはずです。そのためには、単純に脂肪を減らすだけでは、目的を達成することはできません。
地球には重力がありますので、皮膚も脂肪も常に下がろうとします。その下向きの力を支えているのが筋肉です。
つまり、バストアップやヒップアップには脂肪を落とすこと以上に、上へ引っ張ってくれる筋力が必要になります。脂肪が減って小さくなっても、垂れたお尻は嫌ですよね?
ところが、食事だけでダイエットをすると脂肪と一緒に筋肉が落ちてしまうのです。すると、支えてくれる力が弱くなるので、その分、たるみます。
体重が減っているのに、体型が変わらない感じがする場合は、筋力が落ちて全体的にたるんでしまっている可能性が高いです。気になる部分を手で上に引っ張ってあげると、スッキリして見えませんか?
だから、脂肪を減らしている途中で筋肉も同時に減らすと、たるみが気になって、必要以上に脂肪を減らしてしまうこともあるのです。必要な脂肪も落としてしまえば、余計に皮膚がたるみます。
見た目をキレイにしようと思うなら、上に引っ張る力(筋力)を維持しながら脂肪を減らしていかないと失敗するのです。つまり、ダイエットによる皮膚のたるみを防止するには、筋トレも一緒におこなうことをオススメします。
ダイエットの皮膚のたるみを解消する方法
ダイエット後に出来た皮膚のたるみを短期間で解消するのは難しいです。そして、若い人ほど、早く解消され、年を取っている人ほど時間がかかります。
少しでも、たるんだ皮膚を元に戻そうとするなら、新陳代謝を高めることです。新陳代謝を高めることで、皮膚の再生能力を上げましょう。
そのためには、皮膚の元になる良質なタンパク質を中心としたバランスの取れた食事と適度な運動が大切です。栄養だけでなく血行を良くすると皮膚の再生能力が上がります。
ただし、時間がかかることを覚悟してください。また、年齢によっては元に戻らない可能性もあります。
このとき、注意したいのが、皮膚だけがたるんでいるのか、がポイントです。たるんでいる部分が、ぷよぷよしている場合は、脂肪が残っていて、たるんでいるかもしれません。
その場合は、脂肪を支えてくれる筋力を取り戻すことで目立たなくなる可能性があります。筋トレやストレッチを行って弾力性のある筋肉を付けましょう。
さらに、新陳代謝を高めるマッサージも効果があります。脂肪が溜まっている部分は老廃物も溜まりやすくなっているからです。
お風呂上りなどにマッサージをすることでリンパの流れを良くして、老廃物を外に出してください。
最後に
急激なダイエットをすると、皮膚がたるんでしまいます。いったん出来た皮膚のたるみを解消するのは難しいので、くれぐれも注意してダイエットを行いましょう。
また、皮膚がたるむのは筋力の衰えも原因です。上へ引っ張り上げる力(筋力)を維持するためにも筋トレや適度な運動をしてくださいね。
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