夕方になると靴がきつくなったり、靴下の跡が消えにくかったりすることがあります。これは、ふくらはぎがむくんだ状態になっているんです。
男性はズボンで隠れていて見えませんが、スカートをはいている女性は太って見えないか、気になると思います。そこで、ふくらはぎのむくみに関する解消法と対策をまとめました。
ふくらはぎのむくみを解消する方法
むくんでしまう原因は、血液やリンパの流れが悪くなって水分が細胞に溜まってしまうからです。そして、重力の関係上、下半身、とくにふくらはぎがむくむ可能性が高くなります。
心臓の働きだけでは、血液が足先から戻ってくる力は足りません。人は下半身の筋肉を動かすことで、血液を戻すことができます。だから、足は第二の心臓と呼ばれるほどです。
立ち仕事やデスクワークなど、長時間、同じ姿勢を取っている人は、下半身の筋肉の働きが弱まります。その結果、夕方くらいになると、ふくらはぎがむくんでしまうわけです。
ですから、積極的に下半身の筋肉を動かしてあげると、ふくらはぎのむくみ解消につながります。やり方は簡単で、すね側とふくらはぎの筋肉を動かすだけです。
椅子に座った状態のままで行う場合は、かかとを床につけたまま、つま先を上げたり、下げたりを10回~20回ほど、繰り返します。次に、つま先を床につけたまま、かかとを上げたり、下げたりを同じくらい、繰り返しましょう。この運動を気づいたとき、もしくは1時間に1回とか時間を決めておこなってください。
休憩時間に運動ができる人は、椅子に腰掛けて、足を同じくらいの高さの椅子に乗せます。その状態で、つま先を手前に引き付けたり、向こう側に伸ばしたりしましょう。
さらに、そのままの状態で、手を心臓の高さにして、両手と両足の指を開いたり、閉じたりしてください。こうすることで、血行が良くなって、むくみが解消されます。
慢性的にむくんでいる人は、1日では変化を感じないかもしれません。でも、毎日の習慣にすることで、効果が出てくるはずです。
ふくらはぎのむくみ対策3選
ふくらはぎがむくみにくくするには、血行を良くすることが大切です。おすすめの対策を3つ紹介します。
- 適度な運動
- 長時間、同じ姿勢を取っていることだけでなく、ふくらはぎの筋肉が衰えるとむくみやすくなります。立った状態で、かかとの上げ下げをして筋肉を鍛えてください。
また、歩くこともおすすめです。ハイヒールを履く習慣がある人は、できれば、スニーカーで歩く時間を増やしましょう。
ハイヒールを履いていると、ふくらはぎの筋肉を使った歩き方ができないからです。どうしても、ふくらはぎの筋肉は収縮した状態が長く続きます。
スニーカーで歩けば、すねとふくらはぎの筋肉を使うことができ、血行が良くなるんです。
- 体を冷やさない
- 冷えは、血行が悪くなる原因のひとつです。できるだけ、下半身を温める工夫をしてください。
例えば、夏はエアコンの効いた部屋にいると、足が冷えます。冷たい空気は下に溜まるからです。ふくらはぎがむくみやすい人は、靴下やブランケットなどで足の冷えを予防してください。
- 塩分を取り過ぎない
- 人の体はバランスを常に取ろうとしています。体内に塩分が多くなると、水分を溜め込んでバランスを取ろうとするのです。
インスタント食品やファーストフードなど塩分の多い食べ物は控えてください。
ふくらはぎのむくみで病気の可能性は?
ふくらはぎのむくみには、生理的なものと病的なものがあります。
生理的なむくみは、全身の体液量は変化しないで、ある特定の場所にかたよってしまう状態です。今回であれば、ふくらはぎに水分が集中しています。
これは、重力の関係上、立ったり、座ったりしていると、むくんでしまうのです。通常は、一晩、寝ることで解消されます。
病的なむくみは、全身の体液量が増えることが原因で、ある特定の場所がむくんでしまうわけです。だから、むくみと急激な体重の増加がある人は、医師に相談することをおすすめします。
体液の量が増える原因が重要です。原因を診てもらうことで、早めに適切な処置をしてもらってください。
また、ふくらはぎがむくんでいるだけでは、特に自覚症状はありません。ふくらはぎに体液が集中しているだけだからです。
何か、むくみ以外にも不快な症状があれば、病院に行った方が良いと思います。検査して、何もなければ良いし、何らかのサインだったら、早めに治療ができるからです。
最後に
男性よりも女性の方がふくらはぎの筋力が弱いので、むくみやすいです。意識して、足の筋肉を動かすことで、血液とリンパの流れを良くしましょう。
すると、むくみにくくなりますし、一晩、寝るだけで解消されるレベルになります。そして、筋肉を鍛えることで、スラッとした脚を目指してください。
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