わが家では、土鍋が大活躍しています。お鍋やおでん、味噌煮込み、鍋焼きうどんなど色んな料理に使えるからです。だから、大中小の3種類そろっています。
また、土鍋は使い込むほど、料理が美味しくなるんです。そこで、はじめて土鍋を使う方に役立つコツを紹介します。
土鍋の手入れで初めて使う時は?
土鍋を長持ちさせるには、新しくおろすときが重要なポイントです。ちょっとした手間をかけることで、長く使えるようになります。
やり方は簡単です。
土鍋に水を8分目ほど入れます。その中に茶碗1杯分の冷やご飯を入れてください。
そして、弱めの中火で沸騰させます。火にかけるとき、鍋の外側の底は絶対に濡らさないでください。沸騰したら、弱火にして30分間くらい煮込みます。
煮込み作業が終わったら、火を消して、そのまま冷めるまで放置です。完全に冷めたら、中身を捨てて、水洗いしたら、自然乾燥させます。
これは、土鍋の目止めという方法です。土鍋には細かい穴があるので、米のでんぷん質を使って、ふさぎます。これだけで割れにくくなって長く使えるのです。
冷やご飯のかわりに、お米のとぎ汁や小麦粉を使う方法もあります。ただ、冷やご飯の方が、しっかり穴をふさいでくれるような気がするので、他のやり方は試したことがありません。
土鍋にひびが入った時の修理は?
土鍋を使っていると、ひびが入ることがあります。その場合は、目止めの方法と同じようにすれば、ヒビに米のでんぷん質が入って、ふさいでくれます。
ただし、汁が漏れてしまうようなひびの修理は難しいです。料理中に割れてしまう可能性があるので、残念ですが新しい土鍋に変えてください。
土鍋の手入れでこげの落とし方
土鍋で料理をしていると、焦げ付きが出来てしまうことがあります。そんなときは、慌てて、こすらないでください。
土鍋にこげができたときは、ぬるま湯を半分くらい入れて、一晩、放置します。そして、翌日、スポンジでこするだけです。
土鍋は吸水性があるので、一晩、放置することで水分を吸います。すると、こげが取れやすくなるのです。
ただ、この方法でも取れない焦げもあります。そんなときは、重曹を使うと良いです。
土鍋に水と重曹を大さじ2杯ほど入れて、弱めの中火で沸騰させます。沸いたら、そのまま、翌日まで放置です。
これだけで、普通に洗うだけで、こげは取れます。わが家でも、この方法でこげが取れて、助かりましたよ。
一回では、焦げが取れなかったり、薄くなっただけの場合もあるかもしれません。その場合は、取れるまで繰り返してみてください。
土鍋の取り扱いで注意すること!
土鍋は性質上、温度変化に弱いです。そのため、土鍋の底が濡れたまま強火にかけると、ヒビが入る可能性があります。
ですから、土鍋を火にかけるときは、必ず、底をふきんなどでふいて水分を取ってください。逆に、食べ終わった熱い土鍋を急激に水で冷やすのも割れにつながるため、しばらく放置してから洗いましょう。
また、土鍋は吸水性があるので、しっかりと乾燥させることが重要です。乾燥させないで食器棚などにしまうと、カビてしまうことがあります。
対策としては、洗った後、中も外も軽くふきんなどでふきます。そして、弱火で20秒ほど、空焚きしてください。このとき、ふたは不要です。
あとは、そのまま、一晩、放置して冷めてから、所定の場所にしまってください。冬の鍋シーズンしか使わない方は、収納する前に、風通しの良い場所で、しっかり乾燥させる必要があります。
そして、底が素焼きのままの土鍋が多いです。釉薬(ゆうやく)がかかっていないので、たわしなどで強くこすると傷がついてしまいます。その傷が元で割れてしまうこともあるのです。
たまには、雑炊やお粥を土鍋で作りましょう。そうすると、米のでんぷん質が割れるのを防いでくれます。つまり、お鍋のしめで雑炊を作るのは、理にかなっているんです。
最後に
土鍋は、長く使うほど、家庭の味がしみ込んで、美味しい料理ができます。そのためには、手入れが必要です。
取り扱いに、ちょっとした手間はかかりますが、色んな料理に使える土鍋で、食事を楽しんでくださいね。
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